エコの観点から見直される自然の暖房器具

薪ストーブ

現状における暖房器具で使われるのが、石油を原料に作られた灯油を使う石油ストーブもしくは電気をコイルに流したことで発生した熱で温める電気ストーブ及びヒーターです。これらの暖房器具は手軽さがメリットなのですが、近年において別の暖房器具を利用する家庭が増えています。その暖房器具というのが、木材の薪を燃やした熱で部屋を暖める薪ストーブです。薪ストーブは高温に耐えられるレンガ及び陶器の入れ物と、室内の喚起をするために専用の煙突を設置して使う暖房器具になります。薪ストーブの需要が高まっている背景には、原油高とエコの観点が大きいです。石油ストーブも電気を使うストーブも、どちらも原油を使うことで暖房するのに変わりないです。そのため毎月提示される原油価格によっては、暖房にかかわるコストが高くなってしまいます。さらに原油は燃やすほど2酸化炭素を放出するので、地球温暖化の原因となり環境への悪化が懸念されます。その点薪ストーブであれば、燃やすときには煤と水蒸気しか出さないので環境への影響が少ないです。そのうえ保温性が高いので長時間部屋が温まるだけでなく、利用する際に調理器具にも使えるので便利です。これらの点から利用率が増えている薪ストーブですが、実際に利用するうえで注意してほしいのはメンテナンスです。

手に余るなら業者に

木材

メンテナンスが必須の理由として、薪ストーブを使う場合において注意してほしいのが不完全燃焼です。不完全燃焼の原因は煙突にすすが詰まることによって起きるのですが、もし起きてしまうと有毒な一酸化炭素が発生してしまい危険です。そのほかにも容器やガラスの蓋にひびが入っていると、高温によって割れてしまう危険もあります。そのためメンテナンスとしては、容器の内部を見て煙突をすすが詰まらせていないかを確認します。煤掃除自体は専用の道具を購入すればよいので、この範囲までなら自分でできます。しかし煙突や容器そしてガラスに異変がある場合には、自分で出来る範囲ではないので業者を呼ぶことになります。業者に連絡をすると、薪ストーブの内部を見て異常がないかを確認します。煤によって過剰に詰まっている状態であれば、専用のカメラで内部を確認しつつブラシで書き出してくれます。そして容器に異常がある場合には、専用の接着剤を用いて修復を行います。ただ容器やガラスの異変が想像以上のダメージであった場合には、即刻使用を止めて新品を取り寄せて交換をする工事を行う形です。薪ストーブは便利ですが、しっかりと使う前にメンテナンスを欠かさないことが重要になります。